研究領域 援助戦略
新しい援助アジェンダ

写真:(左)柿崎芳明/JICA(右)(c) 外務省

東アジアの地域統合、労働市場と人的資本形成

本研究の目的は、アジアの実質的な労働市場の統合における高等教育セクターの役割を検討するものです。具体的には、まず、アジア域内における国際高等教育交流に注目し、その実態を把握します。次に、マレーシアを事例に国際高等教育交流プログラムなどの卒業生のトレースを行い、労働市場におけるパフォーマンスを分析します。最後に、経済面におけるアジア各国の水平的な役割分担の新展開の方向性と国際高等教育交流の展開・パフォーマンスを比較し、アジアにおける今後の高等教育セクター支援のあり方について提言を行います。

東南アジアにおけるイスラームの位置

本研究では、イスラームに留意した国づくりとはいかなるものであるのかという視点から、東南アジアにおけるイスラームと開発の関係について考察します。イスラーム世界の開発については、一般に産業化、資本主義化、民主化、世俗主義化などがセットとなった西欧近代化モデルをどこまで適用できるのかが問われてきました。イスラーム世界の一部では、グローバル化のインパクトの下で、反世俗主義が強まる一方で、活動のトランスナショナル化が起こっており、東南アジア諸国の開発を考えるに当たっては、イスラームの新しい潮流の意味を考える必要が生じています。本研究では、東南アジアのイスラームの変容と社会的な位置を地域別・国別に明らかにし、各国の制度や公共政策に及ぼす影響について分析します。

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